当会では12月17日、製薬会社ラインファーマに対し、中絶薬の承認申請を行う際、諸外国での価格設定や保険適用/公費補助などの添付資料をつけることを求める要望書を送付しました。19日には、英国本社へも同内容を送付しました。
2021年12月17日
ラインファーマ株式会社 代表取締役社長 北村幹弥様
要望書
#もっと安全な中絶をアクション safeabortion2020@gmail.com
私達は、「#もっと安全な中絶をアクション」という、リプロダクティブ・ヘルス&ライツを推進するグループです。この度、貴社が、経口中絶薬の承認を日本の厚生労働省に申請されるというニュースに接しました。
貴社の「現在、女性のリプロダクティブヘルスを推進するため、国内初の妊娠中絶薬の開発を行っております。日本において、特に女性の健康と安全な生殖ケアのために貢献したいと考えております。」という企業姿勢に敬意を表します。
私たちは貴社の目指す、リプロダクティブヘルスに適う形で経口中絶薬が日本で認可され、多くの女性が安全で安価な中絶を受けられることを願っています。
ところが、国内では中絶薬が承認されたとしても、非常に高価なものになったり、治験の時と同様に入院が必須になったりするのではないかとも報道されております。
そのため、貴社が承認申請なさるときに、日本での承認に向けて行われた治験の形態のみでなく、貴社の経口中絶薬がすでに使用されている諸外国で、どのような方法で使われ(入院や通院が必須かどうかなど)、どのような価格が設定されているか、保険適用/公費補助が行われているのかなどを、添付資料でぜひ付けて頂きたいと存じます。
そうすれば、貴社の経口中絶薬の安全さがよく分かり、世界標準の安価でアクセスのよい中絶薬が国内でも使われるようになり日本の女性のリプロダクティブヘルスが推進されることにつながると思います。
突然のお願いで恐縮ですが、何とぞよろしくお願い致します。
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